現状では、ユーザーが作成したライブラリ上からコピーしたブロックはライブラリへリンクされてしまい、リンクを切るためには明示的に、マウスや SAVE_SYSTEM コマンドを使用してリンクを切らなければなりません。
SAVE_SYSTEM の詳細は、help save_system とタイプしてください。
代替案として、2 通りの方法を紹介します。
1 つは、ライブラリの代わりにモデルを作成する方法です。この場合、モデルからコピーされたブロックは、リンクされません。この方法は、Simulink が2.1 のバージョン以前の Simulink ライブラリの方法です。この方法の短所は、ライブラリの中のブロックの変更がロックされない点です。
2 つ目の方法は、下記コマンドを使って、各ブロックのコピー関数(Copyfcn)にリンクを解除する設定を与える方法です。
set_param('libname/blockname','Copyfcn','set_param(gcb,''LinkStatus'',''none'')')
ここで、libname と blockname はユーザーのライブラリとブロック名に置き換える必要があります。
なお、ライブラリに上記変更を与える場合、まずは、ライブラリのロックを解除し、上記コマンドを実行、最後にまた、ライブラリのロックをオンに設定します。
set_param(gcs,'Lock','off')
set_param('libname/blockname','Copyfcn','set_param(gcb,''LinkStatus'',''none'')')
set_param(gcs,'Lock','on')
