cwt（連続ウエーブ​レット変換）関数を用​いたときのplotの​仕方について

cwt（連続ウエーブレット変換）を用いた結果をグラフにplotするときに、surface関数とimagesc関数をそれぞれ使用したときに、グラフの結果が異なります。どちらのplotの方法が正確なのでしょうか？具体的な理由もお願いします。

fl = 100;

fs = 8000; % サンプリング周波数

t = 0:1/fs:1-1/fs; % 時間ベクトル（1秒間）

signal = sin(2*pi*fl*t); % 100Hz の信号

% モラウェーブレットを使ってCWTを計算

[wt, f] = cwt(signal, 'morse', fs);

% CWTの結果をプロット

figure;

surface(t,f,abs(wt)); %surfaceでplot

%imagesc(t,f,abs(wt)); %imagescでplot

axis tight;

shading flat

xlabel('Time (s)');

ylabel('Frequency (Hz)');

title('CWT Magnitude using Morse Wavelet');

colorbar;

よろしければ、imagescとsurfaceの関数の違いも教えてほしいです。

Answer 1

[takemoto]

このケースではsurface関数の実行結果がより正確かと思います。表示結果が異なる理由として、以下が考えられます。

1. cwt関数で得られる周波数ベクトルはlogスケール
2. imagesc関数の第一、第二引数がベクトルの場合、最初と最後の要素のみ使用（それ以外は無視）
3. imagesc関数の原点は左上

imagescを使用し、100Hz付近にピークを持つ特性を確認する場合、以下の様に書けるかと思います。

fl = 100;
fs = 8000;  % サンプリング周波数
t = 0:1/fs:1-1/fs;  % 時間ベクトル（1秒間）
signal = sin(2*pi*fl*t);  % 100Hz  の信号
[wt, f] = cwt(signal, 'morse', fs);

imagesc("XData",t,"YData",f,"CData",abs(wt)); % 縦軸と横軸のデータを明示
set(gca,"Yscale","log") % 縦軸をlogスケールとする
axis xy % 縦軸の反転